COLUMN

家具のまめちしき

2022.6.17

テーブルのまめちしき編 その2

テーブルには長く使えるように塗装(コーティング)が施されています。
塗装にも様々ありますので、それぞれの違いについての豆知識です。

・ウレタン塗装について
ウレタン塗装はダイニングテーブルの中で最も一般的な塗装です。
木の表面を樹脂で覆うことで、ツルツルとした手触りになり、傷に強く、水分によるシミにもなりにくい塗装です。ですので、定期的なメンテナンスは不要です。湿度や乾燥による影響を受けにくい為、長期間使用できますが、10年以上使い込むと使用状態により塗装が摩耗する場合があります。

・セラウッド塗装について
ウレタン塗装同様に樹脂でコーティングしたものですが、ウレタン樹脂をベースにファインセラミックスを複合した塗装です。
その為、傷、水、汚れに強いのはもちろん、高い耐久性、耐熱性、耐汚性があります。さらに紫外線を通しにくい塗装なので、家具の日焼け等の経年劣化が起こりにくく、きれいな状態で長期間使用できます。

・UV塗装について
UVとはウルトラヴァイオレットの略で、紫外線のことを指します。
通常のウレタン樹脂に瞬間的に紫外線を照射し、硬化させる塗装です。これによりじ上品な艶がでるので、ホワイトやブラックの天板は鏡のようにピカッと美しく、より品のある仕上がりとなります。また、通常のウレタン塗装より強度が増し、傷、汚れにも強くなります。

・オイル塗装について
植物性のオイルを使用した「木」本来が持つ自然に近い質感が活かせるナチュラルな塗装です。
塗膜を形成しないため、木材は常に呼吸し、自然の調質効果を得られます。
他の塗装と違い水分を吸収するため、濡れたものを長時間置いているとシミになる可能性があり、傷も付いてしまうのですが、オイルを塗ったりサンドペーパーで研磨したりと、ご自身で簡単にメンテナンスすることが可能です。すこし手を加えることでいつまでも清潔に、質感も豊かに使っていくことができます。

テーブルのまめちしき編 その2

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